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BYSTANDER

とりとめもない。

演劇ハイキュー‼ "勝者と敗者" どうしてこうなった。


今回のハイステは賛否両論ありましたね。どちらかというと否が多かった気もしますが。まあ私も人生で初めてというくらいアンケートを裏までびっちり書きました。もはやクレーマーである。

今まではあそこの演出気になるわ~くらいだったのに、今回はマジでハア~~~~???原作読んだ?え?ハア~~~~???と演出家に詰め寄りたい気分。



マッピングなさすぎ問題
まずこれだろ。あれだけハイパープロジェクションを謳っていたハイステはどこへ。ハイステってマッピングがとにかくすごくて、こんな見せ方あんのかスゲー!!って毎作品思ってたんだけど今回全然なくない?特に今回のオープニングのダサさは異常……。オープニングの日向は最悪でした何なんだよあのくそダサい動きは。

マッピングのここすごかった!って思い出せるところが一つもなくて、その演出いらんかったわ~!マッピングでやるべきでは~?!ってところばっかりだったんだけど。私が特に思ったのは

・日向と影山が翼背負う→翼が羽ばたいているように見えない。むしろ安っぽい。
・菅原と月島がブロッカーの位置をスイッチ→直前の役者の動きがくそダサい。
・ワイヤーアクション→とうとうやってしまったのか。中盤はともかくなんで最後に日向クルクルまわってんの?

というような感じです。マッピングがもっと機能していれば役者への負担はもう少し軽減していたはずです。



②役者に負担かかりすぎ問題
さっきのマッピング問題から繋がり、もう少し役者の負担を軽減することはできなかったのか。舞台をレベルアップしたいのはもちろんわかるが、前作まででも役者は充分動いてきたと思うんだけど。今作はこれまで以上に役者を酷使させたなという印象です。毎公演のようにテーピングが増えていくんですよ、ほぼ全ての役者が。
そりゃあれだけの動きをアンサンブルもほぼ使わず、3時間ほぼぶっ続けでやってりゃ怪我もするでしょうよ、身体痛めるでしょうよ。最後の最後でめちゃくちゃワイヤー使うし、毎公演ヒヤヒヤしてました。何よりボロボロになっていく推しを見ていられなかった。



③公演時間長すぎ問題
それからこれな。3時間て。いらんとこ削ったらもっと短くなっただろ。どう考えても役者きついだろ。見てる方も見てるだけなのにきつかったわ。
ちなみに夜行バスで行ってマチソワ観て夜行バスで帰ってみ、マジでケツ割れる。それでも何公演観ても飽きない!ような舞台なら何も苦じゃないんですがね、本当にくどい。同じことを何度繰り返すのか。初っ端から「バレーボール、排球…」のくだりを2回繰り返してて白目剥きました。

ハイステは公演時間がだんだん長くなっていって、その分丁寧に作られてるなら別にいいけどそうじゃないもんね。どうでもいいとこ(影山が自販機でジュース悩んでるとことか)はセットまで作りこむくせに何故なのか。



④緩急つけるの下手くそすぎ問題
これ前作品でも書いたし、初演再演からずーーーっと思ってるけどなんで成長しないんだ???演出バカなの???
なんでシリアスなシーンでくだらない笑いぶっこんでくるの???逆にさっきまで思いっきり笑わせに来たかと思うと急にシリアスいくしどうしたらいいんだよ???

特に最後の澤村の大事なセリフを笑いにしたのは本当にクソ。大楽の挨拶で澤村役の秋沢君が言ってくれたから救われたようなもんだよ。



⑤取捨選択下手くそすぎ問題
回想行くときわざわざ国見と金田一が上下着替える意味がわからん。及川と岩泉は上しか着替えてないじゃんそれでよくね?影山のトラウマのシーンなのにそれでいらない笑いが起きてるんだよフザケンナ。一生懸命芝居してる木村君が不憫でなりません。

影山、及川、岩泉の回想それぞれするのはいいんだけど内容や見せ方が代り映えしないからただただくどい。これは③の公演時間長すぎ問題にもつながりますね。間延びするんだよなー。回想は全部別々にするくせに最後の日向影山が立ち直るシーンとおすわりでのご飯のシーンは一緒にしちゃうんですね。意味不明です。



⑥キャラぶち壊し問題
これは演出側にも役者側にも言えることかと。それぞれのキャラクターがやりそうな範囲で動いてくれるのはむしろありがとうございます!って感じなんだけど、キャラクターぶち壊しちゃったら意味ないじゃん。研磨が勝敗について話したり、澤村がスターティングオーダーで岩泉の握手を躱したりとかね。やんねーよ。
最後に日向がブロックされるときに影山がやめろ!!!って絶叫してんのも意味わかんない。ベストな攻撃だと思ったからこその攻撃じゃないの?だから完全に読まれてブロックされて絶望したんじゃないの?その後にこれじゃダメだって成長していくんじゃないの???

あと初演からみんな言ってることだと思うけど武田先生ね。最後の最後にいいこと言っても初演からの積み重ねがあるからもうダメです。何にも響かねえ。むしろこいつ急になにいいこと言いだしてんだ感さえある。
日向は全部わざとらしさを感じて真っすぐなキャラクターに見えない…最悪だ。あとなんで「研磨…?」って言うとき「けんもぁ…??」みたいな喋り方になるんだ??すごいバカっぽい。

めちゃくちゃ文句言いたいのは及川さんです。滑舌と笑い方なんとかしてください。特に滑舌に関してはセリフの半分何言ってるかわかりませんでした。以上です。



⑦バレーしなさすぎ問題
ほとんど指揮じゃん??最初に及川が燕尾服着て指揮してるのも笑いそうになったし、青城は『これが俺たちの音楽だ』って言っちゃうし。音楽じゃねえよバレーだろ。セッターが指揮者っていうのはあくまでイメージであって、音楽とかはコンセプトなだけでしょ。
音楽に関してはハイキューコンサートがやってるんで舞台は演劇はしてください。







今回のハイステは原作に対してリスペクトなさすぎ。もちろんめちゃくちゃいいところもあったよ?!最後はボロ泣きしたし。でも役者の熱量で押し切ったようなもんだよね。


私はもともと原作が好きです。まあ原作厨とまではいかないんですけど、新刊が出るのが楽しみでそのたびにワクワクして買いに行くぐらいには好きです。
そしてハイステも好きです。初演、いろいろ気になるところはあったけれどもこれぞまさにハイパープロジェクションだ!と感動したし、再演はその初演を超えてきてくれたとも思いました。前回の烏野復活もいろいろ書いたけれども観に行きながらチケットを増やしたし、何よりハイステは推しを推すきっかけの作品でもありました。

だからこそ今回のハイステはショックでした。このクオリティでいくんなら再演も続編もなんもしなくていいわ。これでもう終わろう。